良質な出来栄えに タマネギ共選作業本格化

JA大北
共選作業を行うJA職員ら
共選作業を行うJA職員ら

JA大北管内では園芸振興の一環として栽培をすすめている加工用タマネギが収穫を迎えており、大町市の同JA南部営農センター中部センターにて出荷前の共選作業が6月下旬から始まっており、作業が本格化している。
加工用タマネギは播種から収穫、共選まで全て機械化一貫体系が整備されており、生産者の労働時間とコスト削減につなげている。現在管内では大町市や池田町を中心とした17の法人・個人農家が生産をしており、約4ヘクタールで栽培が行われている。
共選作業では、同センターに運び込まれたタマネギを機械で根と葉を切り、磨きを行い、出荷用に調製。その後、自動で選別機にかけられ、各大きさごとに分けられる。今年の出来栄えについて同JA営農指導員は「昨年より少し小玉傾向。6月下旬の暑さで一部日焼けも確認されたが、その他生育は順調で例年並みの出来栄えとなっている」と話している。
今年度の出荷数量は約32トンを見込んでおり、主に加工業者へ出荷する。共選作業は7月末まで行われる。同JAでは農産物販売高の増加を掲げるほか、生産者と栽培面積を増加させ、園芸品目の更なる作付推進を図るため、園芸振興支援策として移植機や収穫機の貸し出し、生産資材代の支援等を行っている。

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