JAグリーン長野果菜専門部若穂キュウリ班は7月7日、本格出荷を前に、長野市若穂の若穂野菜集荷所で「夏秋キュウリ目揃会」を開いた。生産者とJA職員、選果を担当する職員ら15人が出席。JA営農技術員と販売担当が出荷規格や出荷上の注意点を説明した。
同班は昨年度、降ひょう被害で1万ケースの減少。品質低下も懸念された中で、樹の養成など生産者の努力によってA・B等級で8割程度と平年並みまで回復。昨年の分も取り返そうと意欲を燃やすなか、6月下旬から出荷をスタートさせている。
講習会では、A・B・C等級それぞれ、曲がり・変形・傷の有無など、規格を再確認。従業員の効率的な選果作業への協力も含め、各戸での一次選果の徹底を申し合わせた。また、販売担当が、市場の意見・消費者需要として「Sサイズ」の需要が高いことを報告。最盛期の収穫遅れに注意することと、「品質の高いものを数量まとめて出荷していきたい」と生産者への協力を要請した。依田亘班長は「この時期は風によって実が擦れることも多いので、改めて出荷規格を確認し、出荷していこう」と呼び掛けた。
同班の今年の出荷計画は26,000ケース(1ケース=5kg、前年実績比160%)。地産地消の推進へ地元市場を中心に、近隣県市場への出荷も予定する。