プルーン収穫始まる 作柄良好で良い仕上がり

JAみなみ信州
プルーンを収穫する熊谷さんご夫婦
プルーンを収穫する熊谷さんご夫婦

飯田市三日市場の熊谷芳三(くまがい・よしみ)さん(75)の圃場では4日からプルーン「オパール」の収穫を始めた。妻の茂子さん(71)と一緒に早いときは朝5時から収穫作業をする。雨の多い時期に収穫を迎えるプルーンはカッパを着ての収穫作業が多くなり、この日も雨の中収穫作業を行った。熊谷さんは「近所で楽しみに待っていてくれるひとたちにまず食べてもらいたい」と笑顔を見せ、「雨の影響が心配だが今週が勝負。頑張って収穫したい」と話した。「今年は成りが良い」という熊谷さんのお宅では、昨年より多い1,500パック(1パック400g)の出荷を予定している。
同JAプルーンの主力品種はオパールとアーリーリバーの2品種で、全国の中でも早い時期から出荷が始まる。同JA営農部によると今年は着果も良好で雨が少なかったため若干小玉傾向ではあるものの良い仕上がり。オパールは11,500パック(1パック400g)(前年比82%)、アーリーリバーは10,500パック(1パック400g)(前年比80%)の出荷を見込んでいる。1日に始まった出荷は10日~15日頃ピークを迎え7月いっぱい続く予定。
同JA営農部果実柿課の後藤知輝(ごとう・ともき)担当は「生産者は雨の中カッパを着て収穫作業を頑張っている。今年も美味しいプルーンに仕上がっているので多くの方に食べてもらいたい」と話した。
同JA営農部販売課の伊藤謙三(いとう・けんぞう)主任は「生産者が丹精込めてつくったプルーンをできるだけ早い時期に出荷して、生産者の手取りが少しでも多くなるよう販売していきたい」と話した。

MENU