夏秋イチゴ出荷会議/収穫時の着色度合を確認

JA上伊那
生産者に向けあいさつする小出係長
生産者に向けあいさつする小出係長

JA上伊那は6月24日、令和4年度夏秋イチゴ出荷会議を伊那市狐島のJA本所で開いた。これから始まる出荷の最盛期に向け、出荷要領などを確認した。管内では今年から栽培を始めた生産者を含め、全部で4戸が夏秋イチゴを出荷している。
夏秋イチゴは一般的な促成イチゴに比べ酸味が強いのが特徴。ケーキや加工用として使用されており、上伊那では中京方面へ出荷している。今年は輸入イチゴが値上がりしていることから、国産の引き合いが強くなることが期待される。
出荷会議では出荷規格表を見ながら収穫時期などを確認。JAの担当指導員は「夏場は気温が高く、市場や店に届くまでに過熟になることがある。収穫時の着色度合に注意してほしい」と説明した。
同JA営農経済部園芸課の小出順誠野菜係長は「夏秋イチゴは気温が高い時期に栽培するため、高騰している燃料費を抑えることができる。戸数は少ないが、少しでも多く出荷できるよう栽培に取り組んでもらいたい」とあいさつした。
同JAは昨年4月、プライベートブランド「伊那華のシリーズ」として上伊那産の夏秋イチゴを使用した「信州のいちごワッフル」を発売。上伊那ブランドを強化するとともに、大きさや形が規格外となったイチゴを使用することで農業所得増大にも取り組んでいる。

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