豊丘村のJAみなみ信州総合集荷販売センターで切り花「リアトリス」の出荷が最盛期を迎えている。関東方面の盆に合わせて出荷し、仏花や生け花の花材として使われる。
リアトリスは同JAでこの時期を代表する季節の切り花。丈夫で手間なく育てることができ、草丈が高くなるので切り花としても見栄えがする。初夏に穂状の花を咲かせ、直線的に小花が密集して咲く切花は少ないため重宝される切り花のひとつ。
同JAでは7月5日頃までが出荷のピークで、10日頃まで出荷がつづく。管内では各農家ごとの耕作面積は小さいものの、およそ35軒の農家が栽培している。短期間にまとまった量で出荷できるため市場からの期待も高い。今年度の出荷を15,000本と見込んでおり、東京をメインに大阪、名古屋へも出荷していく。