JAグリーン長野は2022年度、生産者20人に「営農相談員」を委嘱した。営農相談員は、各地域で優れた果樹栽培技術や知識を持ち、地域の核となる果樹品目の生産者。JAグリーン長野管内 長野市篠ノ井・信更・松代・川中島・更北・若穂地区から1~5名が任命された。JA営農技術員と連携し、地域生産者の営農相談に乗り、営農技術員への生育状況等の伝達、また、新技術等の導入検討などに取り組むもの。2年の任期。2011年から制度を導入し、地域農業の活性化、担い手育成などにつなげてきている。
営農相談員委嘱書交付式及び合同会議を、6月22日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで開催。相談員に就任する生産者と営農技術員らJA役職員合わせて23人が出席。安藤猛常務が営農相談員となった生産者一人ひとりに委嘱書を渡した。合同会議では、営農技術員が昨年度の営農相談員との活動を報告。流通センター・共選所ごとに開く「果樹セミナー」でのアドバイザー、生産部会講習会やほ場巡回等での営農技術員サポート、営農技術員と技術・情報共有に取り組んできた。また、今期の活動としても、果樹セミナー等や講習会への積極的な参加および提言、技術試験、地域の生産者へのきめ細やかな相談対応などを要請。営農相談員は真剣な面持ちでうなずいていた。
安藤常務は「営農技術員とともに担い手育成とJA特産品の果樹を増やす活動に取り組み、地区の果樹産業をいかに盛り立てることにつなげるサポートをお願いしたい」と協力を要請した。今期の営農相談員は、2024年3月31日まで任期で、地区ごと品目ごと活動をすすめる予定。