ブロッコリー出荷ピーク/氷詰めで鮮度保持

JA信州諏訪
職員らが手分けして行ったブロッコリーの氷詰め作業
職員らが手分けして行ったブロッコリーの氷詰め作業

茅野市のJA信州諏訪南部センター玉宮集荷所で6月29日、JA主力農産物ブロッコリーの集荷がピークを迎えている。同センター職員とアルバイト従業員ら6人が手分けして、氷詰め作業を行った。県内のほか、関東・関西など全国各地に新鮮なブロッコリーが届けられる。
管内産ブロッコリーは、6月下旬から7月上旬にかけて、2022年度1回目の出荷ピークを迎える。同センターには、日量500~600ケース(1ケース5.5キロまたは4キロ)が持ち込まれる。夏場の高温期は作付けが減少するが、9月中旬から下旬にかけて、2回目の出荷ピークとなる予定。
この日は、同市の生産者15人が、約500ケースを同センターに持ち込んだ。JAのブロッコリーは、生産者がスチロール箱で箱詰めし、同集荷所ほか茅野市北部野菜集荷所、原村野菜集荷所、富士見町野菜集荷所で氷詰め処理を行い、鮮度を保持している。同集荷所は、製氷機で製造された氷を専用の機械に入れると、レーン上のブロッコリーに氷が自動で噴射される仕組みになっている。
職員らは、氷をスコップで運ぶ人、ブロッコリー全体に氷が行き渡るよう、箱を前後左右に揺らす人、運搬する人に分かれて手際よく作業。時間内にすべての箱の氷詰めを終了し、輸送トラックに引き渡した。
同センター生産係の見上久人主任は「氷詰めをすることで、鮮度が保たれたまま食卓に並ぶので、管内産ブロッコリーは市場評価がとても高い。多くの方にぜひ食べてほしい」と話している。

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