JA信州うえだは6月20日、上田市立東塩田小学校5年生のタマネギ収穫体験に協力・参加した。
体験は農産物の栽培から給食に並ぶまでを学んでもらおうと、上田市内の消費者団体、生産者団体、JAや流通業者からなる上田地産地消推進会議学校給食部会が企画した。今年で2年目の取り組み。
同部会は地産地消の取組促進を目指し、2001年ごろから学校給食に地元産タマネギを供給。21年度は市内の小・中学校に約14トンを供給した。
児童32人が、タマネギ生産者の清水宏之助さん(81)の畑で、収穫作業を体験した。一人6玉のタマネギを引き抜いたり、乾燥、保管のためにひもで束ねて吊るす作業に汗を流した。
清水さんは「昨年体験した児童の母親が『子どもが家の収穫を手伝い、タマネギの束ね方を教えてくれて助かった』と聞き、うれしかったと」と話し、笑顔で児童らの作業を見守った。
児童は「初めてなので知らないことが多かったが、楽しかった。感謝の気持ちを込めて食べたい」と話した。
指導したJA営農指導部岡田実営農技術員は「子どもたちが一生懸命に作業をする姿が印象的だった。給食を楽しみにしてほしい」
と話した。
同JAマスコットキャラクターの「真田のぼるくん®」も駆けつけ、収穫体験を応援した。
タマネギはカレーなどに調理し、管内の学校給食で提供する予定だ。