JAながのではズッキーニの出荷が始まっている。今年は低温の影響から生育の遅れが出ているが、6月中旬以降の気温上昇により順調に生育し収穫が進んでいる。同JA全体では約65万ケース(1箱2キロ)の出荷を見込んでいる。大きさはS,M,Lで、主な品種は「グリーンボート2号」「ゼルダネロ」「ブラックボー」の3品種。油との相性が良く天ぷらや炒め物にしたり、みそ汁に入れるなど調理法も様々。また、採れたてのズッキーニは、切ると断面に水分を多く含んでおり新鮮さが伺える。
6月17日、飯山市の同JAみゆき地区飯山市ズッキーニ副部会長の兼子喜男さん(74)は、早朝より収穫に精を出していた。1日で約500本は採れるというズッキーニは、花が咲いたらすぐに受粉をし、その3日後には収穫できる大きさに成長する。兼子さんは「この時期は時間との勝負。大きくなりすぎてしまったり、葉の色と同化し収穫し損ねてしまうこともある」と話した。
収穫されたズッキーニは共選所に持ち込まれ、キズや傷みなどが無いか選別されたものが東京や大阪など首都圏を中心に11月まで出荷される。