トルコギキョウ 本格出荷に確認徹底

JAグリーン長野
選別のポイントを説明する営農技術員
選別のポイントを説明する営農技術員

JAグリーン長野花き部会トルコギキョウ専門部で6月中旬、トルコギキョウの出荷がスタートした。6月中の日中・夜温が低めに推移し、生育が足踏み。7月上旬に出荷のピークを見込む。
本格出荷を前に6月20日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃会を開催。生産者とセンター職員15人が出席した。販売情勢として、競合産地とも生育・出荷が遅れている傾向にあるなか、これまでの単価は、平年から平年以上の単価が続いている状況を報告。低温傾向により生育が遅れるなか、急激に最高気温が上がってきていることから、咲き過ぎ・切り遅れに注意し、選別を徹底することを確認した。また、今後、アザミウマ等の害虫の飛散も懸念されることから、防除の徹底と、防除による花シミ等の予防に努めることを確認した。
竹林一二専門部長は、「みな、土壌消毒などを行って土を改善してきており、よく仕上がってきている」と話し、積極的な出荷に意欲を見せた。
出荷は7月上旬をピークに下旬まで、東京・名古屋・大阪の市場を中心に出荷を予定。約9万本の出荷を見込むとともに、収穫終了後は、抑制作型の準備をすすめる。

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