あんず出荷開始 収量大幅増

JAながの
あんずの仕上がりを確認する清水部会長(右)とJA職員
あんずの仕上がりを確認する清水部会長(右)とJA職員

JAながのでは6月19日、千曲市の森集荷所と更級集荷所で、特産のあんずの出荷を開始した。早生種の「平和」を中心に1,000ケース(1ケース2キロ=500グラムパック4個)を東京や県内の市場に向けて出荷した。出荷は7月中旬まで続きJA全体では220トン(前年度33%増)で平年並みの出荷を見込んでいる
2020、21度は春先の凍霜被害で多くの樹木で結実不良が起き収穫量が大幅に減少していた。今年は安定した天候と生産者の栽培管理により生育は順調で収量も昨年度より大幅に増加する見通しで好調な滑り出しとなった。
森集荷場では箱詰めされたあんずを生産者が持ち込み、JA職員が一箱ずつ大きさ、色合いなど検品作業を行った。今年度産は平年並みの4月1日に開花を迎え(昨年は3月21日)、昨年より6日遅い出荷となった。初出荷に立ち会った同JAちくまあんず部会の清水秀幸部会長(70)は、「厳しい年が続いたが今年は平年並みの収穫が見込めほっとしている」と話した。今後、生食用の「ハーコット」や「昭和」「信州大実」「信月」とリレー出荷する。

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