JAあづみは15日、安曇野市豊科のJA本所で家畜を供養する畜魂祭を開いた。畜産部会代表者やJA役職員ら約14人が参列。
敷地内の畜魂碑前に祭壇を設け、一人一人玉串を奉納した。食用として命を捧げた牛や豚、鶏、兎などの御霊に感謝し、畜産事業の発展を願った。同祭は、毎年開いており今年で47回目となる。
千國茂組合長は「私たちの食卓は家畜の尊い命によって成り立っていることを忘れてはならない。厳しい情勢の中でも、生産者に寄り添いサポートしていく」とあいさつした。
同JAの畜産専門委員長と畜産部会長を兼任する太田亨さん(46)は「世界情勢の悪化など俄然厳しい状況が続く中でも、安曇野の畜産を途絶えさすわけにはいかない。地元の安心・安全な畜産物を消費者に届けるためJAらと協力し、組織力、団結力で立ち向かっていきたい」と力を込めた。