親子青空教室開校/親子13組が参加/JA上伊那美篶手良支所

JA上伊那
落花生を植える児童
落花生を植える児童

JA上伊那美篶手良支所は6月11日、食農教室「親子青空教室」をスタートさせた。伊那市美篶の圃場にサツマイモと落花生の苗を植えた後、青空教室の田んぼの見学と5月に中止となった開校式を伊那市美篶公民館で行った。今年は13組の親子が参加する。
同教室は食農教育の一環として、同支所が美篶公民館や美篶育成会と協力して毎年開催。2002年に始まり、次世代を担う子供たちに「作る喜び」「共同する心」「命の大切さ」を養ってもらうことを目的としている。
この日はサツマイモ「紅あずま」100本と落花生32本を用意。JA職員が植え方を説明し、児童らは一つひとつ丁寧に植え付けた。その後、中止となった5月の授業で田植えを体験する予定だった田んぼへ行き、苗の成長を確認した。
開校式で同JAの春日保理事は「疑問を持つことを大事にしながら取り組んでもらいたい。収穫を楽しみにしながら、田んぼや畑の近くを通った時には病気になっていないかなど様子を見てほしい」とあいさつした。
今年は月1回の授業を12月まで行う予定。今回植えたサツマイモや落花生の収穫をはじめ、稲刈りやしめ飾り作りなどの体験を計画している。
同支所の向山五輪男支所長は「今年の参加者の中には昨年も来てくれていた親子も多い。農業にふれて良さを感じてもらえれば」と期待した。

MENU