ラジコン草刈り機導入へ向けて 実演会を開催

JAグリーン長野
ラジコン草刈り機の実演を見学する組合生産者ら
ラジコン草刈り機の実演を見学する組合生産者ら

長野市若穂の綿内東町基盤整備農用地管理組合は6月17日、綿内東町地区基盤整備事業で完成した山新田工区のほ場で、「のり面草刈機実演会」を開いた。組合は、綿内東町地区基盤整備事業で完成したほ場の生産者42人で組織された、畦畔やかん水施設を共同管理する団体。ほ場間にできた傾斜角30度程度ののり面の除草対策を共同で行うべく、大型の「ラジコン草刈機」の導入をめざし開催したもの。組合生産者、行政、JAグリーン長野若穂農業機械センターなど約50人が集まった。
実演機械は、アテックス社「RJ703」、ブリッグスアンドストラットン社の「Agria9500」、(株)牛越製作所の「かるずら~」の3台、のり面での作業に対応したロータリーモア。メーカー担当者から刈刃や刈取方式、走行速度等の性能、操作方法など説明を受け、実演を見学。整備後のほ場は大きい「石」なども残り、地面に滑りやすさもあったため、耐用性や安定性にも注目が集まった。組合の生産者は、それぞれに稼働する機械を見ながら、導入事例や作業場の注意点等、メーカー担当者に質問を寄せ、実演を含め、どの機械が導入に向くか、それぞれに意見をまとめていた。
管理組合の代表を務める金井豊さんは「のり面が多く、大型の機械を導入していかないとならないなか、決して安いものではないので、皆で実演を見ることができて非常に参考になる」と話した。今後、作業ほ場の状況によって「ハンマーナイフモア」も向くことから、ハンマーナイフモアも検討に入れて比較し、行政等の補助事業を活用し、来年までにラジコン草刈機を導入していきたい考え。あわせて、共同作業の方法なども検討していくという。

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