ぼかし肥料づくり

JAグリーン長野
米ぬかを混ぜる女性部員
米ぬかを混ぜる女性部員

JAグリーン長野女性部更北総支部は6月17日、長野市真島の真島フルーツセンターで「ぼかしづくり」を行った。コロナ禍で昨年度から多くの活動を自粛するなかで、久しぶりの総支部活動。9人が250kgの米ぬかを使い、「ぼかし肥料」を作り上げた。
部員は、ブルーシートの上に米ぬか125kgを広げ、糖蜜とEM菌を加えた42度程度の湯を流し込み、力を合わせて混ぜるまでの作業を2回転させた。米ぬかと湯との混合作業では、部員の一人が「みそを捏ねるようにするといい」と他の部員に促し、部員はより丁寧に混合。その後力を合わせてブルーシートごと米ぬかを持ちあげ、左右に折り畳むように混ぜ合わせた。混ぜ方を丁寧に行ったことで、ぬかが細かく、発酵がすすむちょうどよい温度のままに仕上がった。部員は、「みなさん慣れていることもあって今回はすごくうまくできた」「みんなでやるからできる、みんなの力でできた」と喜んだ。中村泰子総支部長は「みなさんのおかげでよくできた。8月にはトマトケチャップづくりも予定している」と活動再開へ意欲を見せた。部員として出席した小林浜子女性部長は、「活動を再開できうれしい。だんだん今まで通りの活動に戻しながら、女性部活動をみなさんの拠り所としていければいい」と話した。
同総支部のぼかし肥料づくりは、長年続く「伝統的」な活動の一つ。毎年5月末に開催していたが、活動自粛のため見送った。6月13日から、加工所の再稼働等、JA施設の利用再開がされたことを機に、料理や趣味等の女性部活動も順次再開。ぼかし肥料作りも急遽決行。仕上がったぼかしは、各家庭に持ち帰り、発酵・乾燥させたのち、畑や家庭のごみ処理等で活用する予定だという。

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