夏秋きゅうり栽培講習会及び出荷会議/状況を踏まえた管理を/JA上伊那野菜部会

JA上伊那
今年の状況を踏まえ説明する松橋講師
今年の状況を踏まえ説明する松橋講師

JA上伊那野菜部会は6月13日、管内2会場で、夏秋きゅうり栽培講習会及び出荷会議を開いた。このうち伊那市手良の旧手良支所で行われた会議には生産者23人が出席。講師から栽培管理について指導を受けたほか、出荷要領などについて確認した。
管内では春きゅうり、夏秋きゅうり、抑制きゅうりの3作型で4月中旬から10月にかけて出荷しており、市場からの評価も高い。このうち夏秋きゅうりは3作型の中で最も多く栽培されており、現在は定植後の栽培管理の時期を迎えている。今年は昨年に比べ、日中の気温は高く推移しているものの夜温が低く、昨年に比べ生育が進んでいない状況だ。
講師のきゅうり専門の育種メーカー、株式会社ときわ研究場の松橋史明さんは今年の夜温が低い状況や病害虫の発生状況を踏まえた栽培管理について説明した。その後は出荷要領についても確認。昨年からの変更点はないものの、統一した出荷のため、再度確認した。
きゅうりは生でも食べられる野菜の1つ。県から出されている衛生管理指針をもとに収穫後に使用する水は水道水か雑菌がはいっていないことが証明されている水のみを使うことを徹底。また、同JA独自の農業振興生産拡大支援事業「未来A-サポート」ではハウスやアーチパイプ導入などが対象になっている。資材価格などが高騰する中、支援事業を活用した生産拡大についても呼びかけた。

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