オートパルまつり初開催/感謝を込めて地域住民をおもてなし/(株)オートパル上伊那

JA上伊那
指導を受けながらタイヤ交換を行う子ども
指導を受けながらタイヤ交換を行う子ども

JA上伊那の協同会社である株式会社オートパル上伊那は6月12日、創立以来初めてオートパルまつりを開催した。当日は伊那会場と駒ヶ根会場の2会場で開催。合わせて1,012人が来場した。感謝祭として社員がさまざまな催しで地域住民・利用者をもてなした。
同社は「上伊那っ子が誇りに想う地域を創る」をコンセプトに掲げ、昨年10月からプロジェクトチームを立ち上げた。地域のために何ができるかを話し合い、活動を計画・実行している。今回は次世代を担う子どもたちをターゲットにした、将来のオートパル上伊那のファンづくりのため、同まつりを企画。周知に関しては来店した利用者に当日の詳細を記載した社外報を手渡した。
当日、両会場には朝から多くの地域住民が来店した。会場内では「キッズ・体験の村」と題し、子どもたちが実際に洗車や給油、タイヤ交換などの「体験ミッション」をクリアすることで給料として専用通貨「パル」を獲得。獲得した「パル」は軽食や伊那会場では施設内に特設されたゴーカートに乗るために使用した。子どもたちは楽しみながら働くことを学び、自ら獲得した通貨で買い物をする貴重な体験となった。また大人に関しても伊那会場ではEV車の展示、駒ヶ根会場ではオールドカーの展示を行うなど、大人から子どもまで楽しめるまつりとなった。
来店した親子の父親は「働いてお金を稼いで、ほしい物を買うという大人の体験が楽しみながら味わえる良い機会になった」と話した。
同社は2020年3月にJA上伊那から管内ガソリンスタンドの運営を引き継ぎ、自動車関連事業としての総合的なサービスを行っている。今回、同まつりの実行にあたり、部門を超えたチームで催しなどを話し合うことで、既存の販売・整備などの社員とガソリンスタンドのスタッフとの交流でチームワーク向上も兼ねての活動となっている。

MENU