JA中野市は4月下旬から、動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用したレシピ動画「きのこレシピチャンネル」を開設した。きのこ料理の提案や栄養効果などを毎週金曜日に配信し、利用者から好評を得ている。
同JAは、きのこの一大産地であり、特にエノキタケは生産量日本一を誇る。現代では、スマートフォンの普及で消費者の間でもインターネット交流サイト（SNS）の利用が増えている。サイトを活用しながら手軽にきのこ料理を作ってもらうほか、きのこの持つ機能性をPRし、さらなる消費拡大を狙う。
動画チャンネルは、きのこの専門紙「なかのきのこ新聞」が制作。デザインやテロップ、ナレーションを工夫し、新聞のように「楽しく読みやすい」を追求した。特に、デザインは、動く絵本のように、可愛いイラストが料理や栄養素のポイントを優しく解説し、美味しく作るコツをしっかり押さえていることが大きな魅力だ。サイトでは今後、定番おかずのほか、火を使わずレンジでパッと作れる超簡単おかず、ごはんものや麺類、サラダまで、多彩なきのこレシピをお届けする予定。
同JAきのこ課の田尻徹課長代理は「親子で楽しめる可愛らしいデザインで、きのこ調理のポイントも紹介しています。本サイトをきっかけに家族で料理をしたり、簡単レシピできのこの消費拡大に繋げたい」と話す。
同サイトは、「なかのきのこチャンネル」で検索すると簡単に視聴ができる。同JAではチャンネル登録を呼びかけている。