大豆栽培指導会/高品質、収量アップに向けて/JA上伊那営農経済部米穀課、上伊那農業農村支援センター

JA上伊那
栽培ポイントを確認する参加者
栽培ポイントを確認する参加者

JA上伊那営農経済部米穀課と上伊那農業農村支援センターは6月2日から8日にかけて管内5会場で大豆栽培指導会を開いた。播種適期の6月に合わせて栽培のポイントを確認した。
このうち、8日にJA宮田支所で行われた指導会には管内の生産者やJA、同センターの職員など14人が参加した。国産大豆は、全国的に気象条件の影響により豊凶の差が激しく、生産量が安定しない状況にある。需要の拡大には品質や収量、価格の安定化が必須となっている。JAと同センターは栽培のポイントとして、降雨により圃場に水がたまると根の張りが悪くなり、品質低下や収量減少につながるため、排水溝を設置するなど排水対策に注力してほしいと説明。また、雑草の繁茂や病害虫も品質、収量に大きく関わるとして対策の徹底を呼びかけた。
管内の令和4年産大豆の作付面積は約100ha、収穫量は約210tを見込んでいる。また、同JAは新品種「東山231号(すずみのり)」についても導入に向けた現地試験を実施している。

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