青年組織の必要性 特別講演で再確認

JAあづみ
青年組織の必要性を説く柿嶌参与(左奥)
青年組織の必要性を説く柿嶌参与(左奥)

JAあづみ青壮年部小倉支部は10日、安曇野市三郷の小倉ふれあいセンターで「青壮年部の必要性と盟友への期待」と題し、特別講演会を開いた。部員やJA職員ら約20人が参加、全国農協青年組織協議会柿嶌洋一参与(前会長)を講師に招き、JAとの関わり方や青年組織の必要性を再確認した。
柿嶌参与は平成15年に就農し、平成22年JA信州うえだ青年部を立ち上げ副部長を務めた。平成30年には長野県農業協同組合青年部協議会会長、令和3年には全国農協青年組織協議会会長に就任。
自身の体験から個人の声では、地域や経営は変わりにくい。JAなどと結束しそれぞれが抱える課題を共有しながら組織活動することが必要と説き、同JA青年部の盟友らの経営難を共通の課題と捉え、ともに商品開発した商品が累計販売数20万個を超える大ヒットを記録した事例を紹介。結果的に地域の知名度は向上し、経営難も改善されたという。
また、青年組織の必要性を「地元の青年組織に元気がなければ、将来のJA事業が危ない。青年組織が結集し、現場の声をJAの経営に繋げ、よりよい事業展開を図らなければならない」と話し、エールを送った。
塚田耕一支部長は「産地形成や農家同士の連携、協力体制においてJAは欠かせないという柿嶌参与の想いは参加者に確実に伝わり、今後の青壮年部活動について方向性を共有するいい機会になった」と述べた。

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