アスパラガス新規生産者現地講習会/栽培の工夫を直接学ぶ/JA上伊那野菜部会アスパラガス専門部

JA上伊那
ハウスの工夫を説明する坂さん
ハウスの工夫を説明する坂さん

JA上伊那野菜部会アスパラガス専門部は6月9日、駒ヶ根市赤穂の坂嘉代子さんの圃場でアスパラガス新規生産者現地講習会を開いた。対象はアスパラガスの栽培を始めて1、2年目の新規生産者。先輩農家の栽培方法や工夫を学び、早くから収穫量を上げることを目的としている。アスパラガスはJA上伊那の主力品目のひとつで、県下でも有数の産地となっている。
講習会には管内の生産者13人が参加。JAの担当職員が定植1、2年目の圃場管理の方法や一昨年から多くの発生が見られる茎枯病の防除について説明した。その後、県下でもトップクラスの反収を誇る坂さんから、作業がしやすいように工夫されたハウスや出荷作業場の説明、アスパラガスの栽培管理について話を聞いた。参加者はメモや写真をとりながら真剣に耳を傾けた。
参加した生産者は「ハウスにも作業場にも手間を省く工夫がたくさんあり、とても勉強になった」と話した。
坂さんは「初めての栽培はみんな不安。いろいろな農家を見て回ったり、先輩農家・JA職員に聞いたりしながら、失敗を恐れずにどんどん挑戦してもらいたい」と期待した。
同JAでは今年4月に、例年より大きく育てたアスパラガスの養成株を配布するなど新規生産者でも初年度から収益を上げられる栽培環境づくりに取り組んでいる。

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