品質良好 カーネーション出荷目ぞろい会

JAあづみ
出荷規格を確認する唐澤部会長(右)と部会員
出荷規格を確認する唐澤部会長(右)と部会員

JAあづみカーネーション部会は8日、安曇野市堀金烏川のそ菜特産流通センターで、出荷目ぞろい会を開いた。部会員やJA職員ら約10人が参加、営農経済事業部農産課の小山幸亮営農指導員が販売情勢や出荷規格、荷造りの注意点などを説明した。
2022年度は定植期の冷え込みやこのほどの寒暖差で、例年に比べ生育が1週間ほど遅れているものの、草丈やボリュームなど品質は良好。冠婚葬祭やブライダル需要は徐々に増えつつあるが、コロナ前の需要までの回復は望めない。一方で量販店やホームセンターの需要は倍増し、個人消費向けの需要が伸びてきている。ピンク系の色目を中心に、白や複色など多くの品種の出荷を要望されている。
小山営農指導員は「固定客はついてきている。リピーターを増やし、取引先の信頼を得ることで安定した単価での販売が可能」とし「生産者間の品質の差を少なくするためにも、芽の整理や太さをそろえるなど均一に選別し出荷してほしい」と呼び掛けた。
22年度販売計画は3,500箱(1箱=100本)、販売金額は1900万円を見込んでいる。1番花は6月中旬から7月上旬、2番花は8月下旬頃に出荷ピークを迎え、関西・中京方面の市場に出荷する。11月末頃まで続く。
カーネーション22万本の出荷を予定する唐澤秀昭部会長(51)は「ボリュームがあって品質が良く、消費者に喜んでいただけるカーネーションを届けたい」と意気込んだ。

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