JA上伊那営農経済部は6月8日と9日の2日間、ぶどう幼木圃場巡回を行った。定植1~3年目の新梢管理や仕立て、病害虫について指導することが目的。JAの笠井拓真果実指導員が南部地区(駒ヶ根市、飯島町、中川村、宮田村)の園地を巡回し、生産者とともに幼木を確認した。
幼木の正しい管理はその後の収量に大きく関わる大事な時期。間違った管理で成木となった木が突然枯死する事例も管内で見られたため、同JAは幼木の管理に力を入れている。
圃場巡回は事前に申し込みのあった、新規でぶどう栽培を始めた生産者や面積拡大をした生産者の園地を訪問。成長の度合いや葉の様子などを確認した。また、生産者から栽培管理や仕立て方について質問があり、木を確認しながらアドバイスを行った。
2日間を通して笠井指導員は「生育は順調だが、病害虫の発生が見られた園地もあり、防除を呼びかけた。8月上旬に再度実施し、新梢の伸びも確認できれば」と話した。