放牧スタート/浅麓育成牧場

JA佐久浅間
伸び伸びと過ごす牛
伸び伸びと過ごす牛

JA佐久浅間が運営管理する小諸市の浅麓育成牧場で6月3日、今シーズンの放牧が始まった。管内の畜産農家から預託を受けた牛50頭をJA畜産センターの職員らが牧場へ放した。
同牧場は浅間山麓の雄大な景色が広がる標高約1200メートルに位置し、敷地面積は約45ヘクタール。放牧は、乳牛のストレス軽減や体力づくり、農家の労力軽減などを目的に毎年行われている。今年は育成牧区に乳牛27頭、種付け牧区にはJA所有の種牛「花力2544号」と共に乳牛23頭を放牧した。
開牧式で、JAの高栁利道副組合長は「放牧は畜産農家のコスト低減対策として期待している。管理を徹底し、秋には元気な牛を返したい」と話した。
放牧中は、定期的に駆虫剤を塗布するなど衛生管理を徹底。牛は涼しい高原で夏を伸び伸びと過ごし、10月下旬には農家に戻す予定だ。

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