飯田市の上郷小学校5年生4クラス125人は7日、飯田市上郷の田んぼで田植えを行った。昨年に引き続き地域の方が田んぼを提供し、代掻きなど田植えの準備をして児童らの米づくりを支援している。JAみなみ信州上郷支所も協力し、この日は職員4人が田植え作業を一緒に行った。
同JA営農部の久保田浩光(くぼた・ひろみつ)課長補佐が「泥が平らになるように手でならしてから、稲を3本持って泥に張り付けるように植えましょう」と作業を説明。児童らはクラスごと順番に田んぼに入り教わった通りに一生懸命に稲を植えた。泥に足をとられ泥まみれになりながらも「気持ち良い~!」と元気いっぱいに作業を進めた。
同校の齋藤朗(さいとう・あきら)教諭(28)は「地域の皆さんの協力で農業に触れる学習ができてたいへんありがたい。地域の方々に支えられて校外でする活動は子どもたちにとって貴重な経験になると思う」と話した。
同支所営農課の清水俊行(しみず・としゆき)課長は「学校から今年も米づくりをしたいとの要望があり、地域の方の協力で米づくりができる。子どもたちの学習になるようJAとしてもできるだけ協力していきたい」と話した。
今後田んぼの管理は児童らが主体で進め、同校では収穫後には飯盒炊爨ができればと考えている。