JAみなみ信州青年部山本支部は1日、飯田市竹佐の山本小学校5年生2クラス40人が行う田植えを指導した。同校構内にある1.5アールの田んぼでは田植えに向けて田起こし、代掻きも同青年部が指導して一緒に行っており、いよいよ田植えの日を迎えた。同青年部員の中には同校の卒業生もおり、同じ地元で育つ子どもたちの作業を見守り、支援を続けている。
同JA山本支所の松島希(まつしま・のぞみ)担当が田植え作業について説明し、全員が1列に並び一斉に田植えをスタート。児童らは「つめたーい!」「ぬるぬるしてるー!」などと泥の感触に歓声をあげ、「農業してるかんじがする!」と手作業での田植えを楽しんだ。
この日作業を指導した同青年部の大日向章(おおひなた・あきら)副支部長(40)は「子どもたちのいきいきとした表情や泥に触れた時の反応が新鮮で楽しんでいる様子が伝わってきた。農業の素晴らしさや大切さが伝わったらうれしい」と話した。
同校の金子誠太(かねこ・せいた)教諭(25)は「普段から元気が良くやる気満々の5年生だが今日は一段と張り切って作業していた。これから収穫まで自分たちで責任もって管理して、お米づくりのたいへんさを実感しながら学んでいきたい」と話した。