JAながのでは6月1日から6月30日の間に、2022年度新採用職員18人が分散し農家実習を行った。同実習ではリンゴやブドウの房切りの他、野菜の収穫・出荷作業についても体験している。受け入れ先は組合員である農家に依頼し、同職員らが農業への理解を深める機会を設けている。
6月3日は須坂市日滝の圃場で、同JA須高営農センター営農課の中村颯太さんは「種なし巨峰」の房切りを体験。同日作業をしたのは10アールの圃場で、受け入れ先の農家からアドバイスを受けながら、丁寧に作業を行った。
作業中、中村さんは、大学時代にJAながの管内で生産されたシャインマスカットを初めて食べた際、その美味しさに衝撃を受けたと言う。「初めて口にした時の美味しさは忘れられない。農家のプロとしての知識や経験からなる技術の賜物で、自分もその技術を体験出来て嬉しい」と笑顔で話した。
受け入れた農家は「房切り作業を楽しそうに一生懸命取り組んでくれている。今日をきっかけに、職員としても自信をもっていって欲しい」と期待を寄せた。