田植え教室 食と農について学ぶ

JAながの
田植えをする栗ガ丘小学校の児童ら
田植えをする栗ガ丘小学校の児童ら

6月3日、小布施町延徳の水田で、小布施町立栗ガ丘小学校5年生の児童95人が田植え教室に参加した。
子どもたちに「食と農」の大切さを学んでもらおうと、JAながのや栗ガ丘小学校、小布施町が主催し、同町農業委員会、長野県農業農村支援センター、NOSAI長野のサポートを受け15年以上にわたり継続している活動だ。
植えた苗は「風さやか」で、長野で生まれた品種ということもあり、学校給食でも使用されているなじみのある品種だ。
児童たちは13アールの水田に横一列に並び、裸足で泥の感触を確かめながら苗を一つ一つ手で植えた。水田にいるカエルやオタマジャクシ、タニシを見つけ楽しむ様子も見られ、「田植えは初めてで大変だったけど、やった事がない事に挑戦出来て楽しかった」と児童らは笑顔で話した。同JA須高営農センターの青木紀明副センター長は「米が出来るまでを知ることができる、貴重なイベント。田植えはそのきっかけの一つでもある。泥に足を入れた感触を忘れないでほしい。」と話した。
秋には児童らによる稲刈り体験をする予定で、収穫量は650キロを見込んでいる。米はマリ共和国へ送られ、食糧不足で苦しむ人々を支援する支援米として届けられる。

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