りんご学習教室/小学3年生がりんご栽培を学ぶ/JA上伊那南箕輪支所

JA上伊那
摘果に夢中になる児童
摘果に夢中になる児童

JA上伊那南箕輪支所は6月2日と7日、管内小学校2校の3年生、171人を対象にしたりんご学習教室を開校した。このうち、7日は村立南部小学校43人が、同村の加藤良次さん(90)の圃場を訪れ、摘果を体験したほか、成長を観察するりんごに名前入りのテープを結び、大きさを測った。
同教室は地元農家からりんごの栽培方法を学び、成長過程や栽培の大変さ、収穫する喜びを学ぶことを目的に毎年開催。教室には3人の農家が圃場を提供し管理している。
今回の教室では児童のほかにJAの果実指導員や同支所職員など7人が参加。指導員が、りんご栽培の1年間の流れや摘果の方法について説明した。その後は班ごとに決められた樹のりんごを友だちやJA職員と話し合いながら夢中になって摘果した。
最後に児童は「今は小さくても大きくなったときにすべて同じ大きさになるのか」、「大きいほうが味はおいしいのか」などと質問し学習を深めた。
加藤さんは「未来ある子どもたちが農業について学習してもらう良いきっかけになれば」と期待した。
同教室は11月の収穫まで今回を含め5回を計画。収穫まで大きさを測り、様子を記録していくほか、作業で使われる高所作業車やスピードスプレーヤが実際に動く様子を見学する。

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