施設トマト積極的な出荷をめざす

JAグリーン長野
出荷物を確認する生産者
出荷物を確認する生産者

JAグリーン長野野菜部会施設果菜専門部で、施設栽培の「トマト」の出荷が6月初旬、本格化した。4月中旬から出荷が始まり、6月がピーク。地元市場出荷を中心に、直接販売(直売所・樹熟トマト規格)などに取り組み、手取りの確保と産地のさらなる信頼の確保拡大につなげる。
本格出荷に合わせて6月3日、長野市松代町のJA道島集荷所で目揃会を開き、生産者16人とJA、地元市場担当者が出席。JAが販売方針と出荷規格を説明し、地元市場が市場の販売情勢を報告し、積極的な出荷を求めた。このうち、出荷規格では、市場評価に直結する収穫・出荷時の「色」に着目し、収穫における6段階の色見本を示し、「市場に着いた段階で真っ赤にならないこと」「1箱の色目をそろえること」「今後の気温に合わせ収穫段階を変えること」を申し合わせた。販売情勢は、俄かに業務加工用の需要が戻り、昨年に比べ需要も伸びてきていることを伝え、「ほかの野菜の出荷が増え始める6月をしっかり売り抜き、生産者手取りにつなげたい」と話し、出荷協力を求めた。酒井悦男専門部長は「この目揃会を機に、少しでも高く販売できるように出荷しよう」と呼びかけた。
JAのトマト取扱(出荷)計画は、56トン(前年比101%)。地元市場を最大の取引先に、「地産地消」「安全安心新鮮」「歴史ある産地の信頼」を強みに12月上旬頃まで出荷販売に取り組む。

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