JAあづみは30日、JAの食農教育「あぐりスクールサポート」事業の一環で安曇野市立豊科南小学校2年116人の田植え体験学習をサポートした。2022年度の田植え体験に関するスクールサポートは同校が2校目。
同JAが展開する「あぐりスクールサポート事業」は命を育む「食」の大切さと、その「食」を支える「農業」への理解を深め、地域の農家や先生とともに、子供たちに「食の教育」と「農の教育」の一連の取り組みを通じて「生きる」ことを伝える事を目的に15年度から毎年行っており8年目を迎えた。21年度は管内外の小中学校など63学級、1988人の食農教育をサポートした。
この日は、同校に隣接する地元農家所有の水田約3アールに「コシヒカリ」の苗を植えた。児童のほとんどが田植え未経験。JA職員や行政関係者ら約10人が苗の植え方などを指導した。
田んぼには苗を植えやすいよう15センチ間隔にロープを貼り、児童たちは裸足で田んぼに入ると横一列に並んで、赤色の目印に沿って「コシヒカリ」の苗を植え付けた。「泥にはまって足が抜けない」「苗ちょうだい」と大はしゃぎで田植えを楽しんだ。
初めて田植えした児童は「3本ずつ持って奥までしっかり押し込んだらうまく植えられた。すごい楽しかったよ」と嬉しそうに話した。
JA豊科地域営農センターの萩原諭センター長は「農業を通じて命や食の大切さ、農業の楽しさを学んでもらえると嬉しい」と話した。