JA大北管内で5月25日、雷を伴う激しい雨や雹が降り、一部地域で農作物への被害が発生した。
大北地域では25日の16時頃、雷や風を伴う激しい雨や雹が降り始め、地域によっては30分近く雹が降り続き、多いところでは1センチ近く雹が降り積もった。また地域によっては畑への土砂の流入も確認された。
同JAでは降雹後、各営農指導員がリンゴやレタス、アスパラガスなどの栽培ほ場を巡回し、被害の状況を確認した。管内では大町市八坂地区、同市社地区、池田町東部、白馬村を中心に農作物への被害が確認され、リンゴの葉やレタスの葉に穴が空くといった被害やアスパラガスの茎が折れるといったような被害が確認された。特にリンゴでは摘果後の果実に打痕が確認され池田町で1ヘクタール、大町市八坂地区ではレタスの葉に穴が空き1.1ヘクタール近く出荷不可となるなど農産物へ甚大な被害を与えた。全体の被害状況、被害額等については行政と連携の上、調査をしている。
同JA営農部では「営農指導員による巡回により被害状況の把握、今後の対応に引き続き努めていく。また、出荷等についてもしっかりと情報を共有し、販売への影響を最小限に抑えるように努めたい」としている。