役職員一丸となり持続可能な事業体制の確立へ 第57回通常総代会開催

JA大北
総代会の開催にあたりあいさつを述べる武井組合長
総代会の開催にあたりあいさつを述べる武井組合長

JA大北は5月26日、大町市の同市文化会館で第57回通常総代会を開催した。今年も昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、消毒・検温などの対策の徹底、3密を避けての開催とし、出席総代数472名のうち本人出席は115名、書面出席は357名となった。総代会では令和3年度事業報告、3カ年計画(2022~2024)、令和4年度事業計画、定款の変更など全6議案を審議し、全議案が可決された。
総代会の開催にあたり武井宏文組合長は「令和3年度は一昨年からの新型コロナウイルス感染拡大により農業や観光などJAを取り巻く環境は厳しいものとなった。特に令和4年4月中旬から5月にかけて発生した凍霜害では管内でもリンゴを中心に甚大な被害が発生し品質・収穫量ともに影響が出た年となった。農業とともに柱として掲げている観光事業においても誘客が3校にとどまるなど大きく影響を受けた。今総代会では農業所得増大へのさらなる挑戦と不断の自己改革による組織・経営基盤の確立を基本目標とした新たな3カ年計画についても審議いただくが、今後も持続可能な事業体制の確立に向け、役職員一丸となって取り組んでいきたい」とあいさつ。
会では令和3年度事業報告や3カ年計画(2022~2024)、令和4年度事業計画、事業施設再編に伴う定款の変更など6議案が上程され、全て可決された。また、農家経営の危機突破および食料安全保障の確立に向けた緊急決議についても満場一致で可決された。
一昨年の第55回通常総代会で決議された事業施設再編方針に基づき、6月13日より一行政一基幹支所の考えで支所の再編を実施する。再編に伴い、今総代会の定款変更をもって、大町市の社支所が廃止となり、その他該当の4支所が事業所に名称を変更、貯金業務を中心とした貯金特化店として営業を行う。
議事が始まる前には、総代会の席上で優良組合員表彰・定年退職職員感謝状贈呈も行われ、長年にわたりJA事業に貢献された方々に表彰状・感謝状が授与された。

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