アマワラビ収穫 地元農家が招待

JAながの
アマワラビの収穫方法を酒井さん(左)と児童と保護者
アマワラビの収穫方法を酒井さん(左)と児童と保護者

2019年の台風19号で被害をうけた長野市長沼地区の児童が22日、同市小田切地区の畑で旬を迎えている山菜の一種アマワラビの収穫を楽しんだ。同地区の農家4団体で構成するNPO法人「小田切オアシス」が「長沼水害復興支援小田切プロジェクト」と銘打って復興支援の一環で招待した。
同品種は灰汁が少なく料理がしやすいのが特徴で、標高900メートルにある小野平地区の耕作放棄地を整備した約30アールの農場で栽培している。当日は児童、保護者ら25名が参加し、30cm程に育ったアマワラビの柔らかい部分をぽきぽき折り袋一杯に収穫した。同団体は2020年から支援を始め、長沼地区へ枝豆や野沢菜を贈る活動を行っている。代表を務める酒井昌之さん(83)は、「復興は長い道のり、微力でも長沼の皆さんの力になりたい」と話した。また、「過疎化が進むこの地区に久しぶりに子供の声が響き渡り幸せなひと時であった」と喜んだ。

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