第29回通常総代会

JAグリーン長野
事業運営への協力に感謝を伝える神農佳人組合長
事業運営への協力に感謝を伝える神農佳人組合長

JAグリーン長野は5月26日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで「第29回通常総代会」を開いた。新型コロナウイルス対策として縮小・時間短縮開催に理解・協力を得て、総代代表21人と議決権行使書による書面出席491人の計511人の出席で、総会が成立。新たな中期3カ年計画樹立と役員改選議案を含む全9号議案を上程し、原案通りに承認した。
第1号議案では駒村信一専務が2021年度の事業実績を報告。コロナ禍の事業運営のなか、事業利益を1億7,159万円、剰余金は3億9,863万円と黒字決算を確保し、出資配当に対し1パーセントの配当金と事業分量配当金による還元することを説明した。出席総代からは「農家はコロナと言ってられず、通常の栽培出荷に取り組んでいる。組合員活動について、行事にリスクは伴うが、何でも自粛とするのではなく、組合員離れを食い止めるために、もう一歩踏み込んで、ウィズコロナとして行事の実行を願いたい」と要望が寄せられ、これを踏まえて事業運営に臨むことを駒村専務が感謝とともに表明した。
第3号議案は、新たな中期3カ年計画を上程。「農業所得増大へのさらなる挑戦」と「不断の自己改革による組織・経営基盤の確立」を掲げ、「持続可能な長野県農業の実現」と「食と農を基軸とした協同組合の役割発揮」に取り組むことを説明すると、出席総代が挙手で賛否を表明し、議長の小林佳幸さん(篠ノ井)と山岸泰昭さん(中津)がそれぞれ、可決を宣言した。
総会に先立ち、神農佳人組合長は、総代代表の出席に感謝を伝えるとともに、「本来であれば300人を超える総代のみなさまにご出席いただき様々なご意見を賜り、JAの新たな1年が始まるはずだが、組合員・総代のみなさまからのご意見をいただく機会を失ったことは非常に残念」と縮小開催に遺憾の意を示した。また、「昨年1年間はこの環境のなかで、訪問活動もできず、非常に苦しい状況だったが、金融共済は優秀な成績を収めることができ、生産販売は相次ぐ自然災害の中においても販売額を確保できるなど、ご協力を賜った結果、一定の成果を迎えることができた」と振り返り、事業運営への理解に感謝を伝え、さらなる協力を求めた。
翌日には新理事・監事により役員会を開き、神農佳人組合長(3期目)が再任した。
▽ 代表理事組合長    神農 佳人
▽ 代表理事専務     栗林 和洋
▽ 金融共済担当常務理事 鈴木 隆男
▽ 生産経済担当常務理事 安藤 猛
▽ 代表監事       本井 治
▽ 代表監事代理     宮澤 賢治
▽ 常勤監事       染野 幹夫

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