原村集荷所 初出荷セレモニー/「よいさ、よいさ」で高値販売祈る

JA信州諏訪
当日明朝に収穫したセルリーを前に、今年度の生産に向けて決意を述べる清水英樹さん
当日明朝に収穫したセルリーを前に、今年度の生産に向けて決意を述べる清水英樹さん

JA信州諏訪原村野菜部会は5月20日、JA原村野菜集荷所で、原村集荷所初出荷セレモニーを開いた。セルリー、ブロッコリー、パセリの生産者と同部会や行政の関係者、JA役職員約30人が出席した。同集荷所では2022年度、野菜全体で出荷数量122万5500ケース、販売高で28億1300万円の受託販売を計画している。
同村ではこの日、セルリーが初出荷を迎えた。また、ブロッコリーは8日、パセリは13日から出荷が始まっている。各生産者を代表し、清水英樹さん、清水幸司さん、牛山誠雅さんが出席した。
セレモニーでは、式年造営御柱大祭の開催を記念し、来賓と役員はJAオリジナル法被を着用した。名取孝雄代表理事専務理事が「信濃国一之宮諏訪大社」記された御幣を手に「原村の野菜お願いだ~」と木やりを披露。同部会の篠原佐斗次部会長がラッパを吹き、花を添えた。参加者皆で「よいさ、よいさ」と掛け声をかけ、今年の農産物生産が順調に進み、高値で販売されることを祈願した。
清水英樹さんは「栽培に苦労した面もあったが、例年通り初出荷を迎えることができ、ほっとしている。安全・安心で新鮮な野菜を全国の皆さんに届けられるよう、生産に励みたい」と決意を述べた。
JAの小松八郎組合長は「信州諏訪は農産物の責任産地。維持・発展に向け、JAは日々の栽培指導、農業振興サポート事業などを通して、生産者を支援していく。体にはご留意いただきながら、出荷を行ってほしい」と呼びかけた。

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