伊那米試験地で今年も田植え/水稲奨励品種の決定と品種ごとの生育調査を行う/伊那米総合試験地運営委員会

JA上伊那
手植えを行うJA職員ら
手植えを行うJA職員ら

JA上伊那や上伊那農業農村支援センター、JA全農長野、農業共済組合上伊那支所などでつくる「伊那米総合試験地運営委員会」は5月16日、伊那市美篶の試験地で田植えを行った。県の水稲奨励品種の決定と品種ごとの生育調査を行うことを目的として毎年行われている。
この日は、JAや同センターなど関係職員28人が参加。JA営農経済部の松﨑正和部長は「今年も連携を図り、得た情報を生産者に伝えてほしい」とあいさつした。今年は基準となる「コシヒカリ」や「あきたこまち」のほか「信交558号」など試験中の品種も合わせて13品種を手植えした。毎年5月15日を基準に田植え日とし、生育状況の指標としている。また、植えつけ間隔や深さ、1株の苗の本数など、条件を統一しデータ収集を行う。
今後は田植え20日後から10日おきに草丈、茎数などを継続して調査する。収穫期には食味・品質、収量調査を行い奨励品種を決定する。

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