自転車事故の危険性を理解 自転車交通安全教室を開催

JA大北
スタントマンによるリアルな事故再現が行われた自転車交通安全教室
スタントマンによるリアルな事故再現が行われた自転車交通安全教室

JA共済連長野とJA大北は5月12日、大町市の大町岳陽高等学校でスタントマンによる自転車交通安全教室を開催した。実際の事故事例を再現し、目の当たりにすることで、自転車交通事故の危険性を生徒たちに理解してもらう。
同教室はJA共済連長野が交通事故未然防止活動の一環として県警察本部と連携して、通学や日常生活において自転車の利用頻度が高い高校生を対象に毎年開催している。教室の特徴として、危険な自転車走行に伴う交通事故現場をスタントマンが再現し、生徒が事故の危険性を疑似体験することで学ぶ「スケアード・ストレイト教育技法」を取り入れている。
教室当日は同校生徒全学年600人が参加。ながらスマホやヘッドホンを装着しての運転の危険性や実際に車に自転車が衝突したときの衝撃について再現が行われたほか、見通しの悪い交差点での飛び出しによる車との衝突や停車中の車の陰から出てきた歩行者との衝突など、よくある事故事例についても再現が行われ、生徒たちは驚きの声をあげるなど危険性を感じていた。
教室に参加した同校の生徒は「あまり身近じゃなかったけど、実際の例を見て気をつけようと思った。前後左右はしっかり確認するなど命を守るようにしたい」と話していた。

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