「苗まつり」大好評 夏野菜の苗求めて

JAあづみ
自家栽培した苗を買い求める来場者ら
自家栽培した苗を買い求める来場者ら

JAあづみ女性部食育委員会は14日、安曇野市豊科の安曇野スイス村ハイジの里の駐車場で毎年恒例「苗まつり」を開いた。夏野菜の苗や花の苗を買い求める多くの来場者で賑わった。部員らが自家栽培した野菜の苗を持ち寄ることで、家庭菜園の充実を図り、地産地消の拡大につなげることが目的。今年で23年目を迎えた。
会場には13台の軽トラックを並べ、オレンジ色の帽子を被った部員らがナスやカボチャ、トマトなどの野菜苗の他に、交流のある南安曇農業高校の生徒が栽培したマリーゴールドなどの花の苗を販売した。
来場者は段ボールを片手に会場をまわり、お目当ての苗を次々と購入していた。地域住民からは、丈夫な苗が格安で手に入ると好評だ。
ナスやトマト、ズッキーニなど6種類の苗を買った安曇野市三郷の女性は「苗まつりで買った苗は丈夫で大きく育つから、毎年楽しみにしている」と喜びを語った。
同JA営農指導員による家庭菜園の無料相談コーナーも設け、来場者は野菜作りのコツや病気の対処方法などを熱心に聞いていた。
北林則子食育委員長は「大勢の来場者にお越しいただきありがたい。ここで買った苗を家庭で育て、食卓の彩りや子供たちの食育の一助になれば」と願っていた。

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