水稲種もみコーティング処理/富士見町営農センター

JA信州諏訪
コーティングした種もみを小分けにする職員
コーティングした種もみを小分けにする職員

JA信州諏訪富士見町営農センターは4月27・28日、水稲種もみのコーティング作業を行った。2日間で、あきたこまち、きらりん、コシヒカリの種もみ計700kg(約20ヘクタール分)を処理。茅野市を皮切りに、5月6日から始まる水稲直播栽培で使用する。
水稲直播種栽培は、種もみを直接水田に播く方法。育苗の労力やコストを抑えることができ、遊休農地の解消にもつながる。このため、JAでは2006年ごろから本格的に取り組んでいる。
水稲種もみコーティングは、発芽率の向上や苗立ち歩合を安定させるために行う。27日、同センター職員や農業資材メーカーの担当者ら8人で協力して作業。専用の機械を使って、種もみに水を吹き付けながら過酸化カルシウムなどを含む粉粒剤で覆った。その後、ビニールシートの上で種もみを乾かしてから、袋に小分けした。
同センターの雨宮泰平主任は「水加減に気を付けながら作業を進め、しっかり発芽する均一な種もみに仕上げたい」と話している。

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