クジャクソウ苗づくりをスタート

JAグリーン長野
長野農業農村支援センター職員から指導を受ける生産者
長野農業農村支援センター職員から指導を受ける生産者

JAグリーン長野花き部会孔雀草専門部は、「クジャクソウ」の2022年度の栽培へ苗づくりをスタートした。8月から9月の盆・彼岸需要を主に出荷。草花類の生産量が全国的に減っていることもあり、近年は安定単価で取引がすすむ。露地栽培ができ、軽量であることから定年帰農者にも取り入れられ、ベテラン生産者とともに栽培維持に取り組んでいる。
苗づくりの講習会を5月2日、長野市篠ノ井のほ場で開催。生産者8人が出席し、JA営農技術員と長野農業農村支援センター職員が、昨年の生育・出荷の反省点を振り返りながら、挿し芽・株分けのポイント、適正施肥、今後の摘心作業について確認した。営農技術員は、草丈の伸長によって倒伏で出荷ロスもあったため、フラワーネット等での倒伏防止、また、施肥量の調整などを指導。また、コギクなどと複合栽培者が多いことから、収穫時期の作業調整を行うよう品種選択、作業管理、また、7月に咲かせる方法に挑戦するなどをすすめた。柳澤信一副専門部長は「1本でも多い出荷へ協力をお願いしたい」と仲間に協力を呼び掛けた。
JAではこれから苗づくりが進む品目のため、花き部会員を中心に複合栽培を引き続き進める考え。10万本以上の出荷をめざす。

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