アスパラガス出荷始まる 出荷前に規格などを確認

JA大北
JA営農指導員から規格について説明を受ける農家ら
JA営農指導員から規格について説明を受ける農家ら

JA大北と同JA南部野菜協議会アスパラ部会は4月25日、アスパラガスの共選出荷目揃え会を松川村の松川野菜集出荷場で開いた。アスパラガスは4月上旬よりハウス栽培などでの出荷が徐々に始まっており、5月中旬頃に最盛期を迎える。品質は株が安定してきたこともあり規格通りの大きさで、昨年より品質の良いのものが多く出荷されている。目揃え会には、大町市や池田町、松川村の生産農家9人が参加し、出荷規格や当面の管理方法について確認した。
アスパラガスはJAの園芸振興重点品目のひとつで、現在JA管内の定植面積は約380アール。新規栽培者への支援として、雨よけ施設や潅水施設設置資材代の助成、種苗費の補助などを行っている。
目揃え会では今年の出荷規格や管内の生育状況・販売情報、これからの管理についてJA営農指導員や県北アルプス農業農村支援センター職員が説明。参加した農家らは、出荷時の注意点など質問等をしながら、ひとつひとつ確認をしていた。
今年のアスパラガスの生育状況について同JA営農指導員の浅田聡史さんは「春先の気温が高い状態で推移し、雨除けで栽培したものは萌芽が早く始まった。5月上旬には凍霜害が心配される時期でもあるため、早めの収穫や土壌を乾燥させないために被覆資材の活用をお願いしたい」と呼び掛けている。同JAでは昨年の出荷実績の約5,300キロを上回る約6,000キロの出荷を目指す。主に直売所や学校給食、県内スーパーや中京方面の市場などへの出荷を行う。

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