春の露地産アスパラガス最盛期

JAみなみ信州
一束ごと検品し荷造りするアスパラガス
一束ごと検品し荷造りするアスパラガス

JAみなみ信州は、春に収穫する露地栽培のアスパラガスが出荷の最盛期を迎えている。豊丘村の同JA総合集荷販売センターでは28日、管内全域から約1,250kgが集まり中京方面の市場へ出荷した。
同JA営農部によると、今年の生育は2月の低温により例年より2週間程度遅れていたが4月中旬からの高温により平年並みにまで回復、凍霜害もなく良い仕上がりできているという。施設栽培の出荷が2月28日から、露地産が4月15日から出荷スタート。現在最盛期を迎え春のアスパラガスは5月中旬まで出荷が続く予定。
市場からJAみなみ信州産のアスパラガスは日持ちもよく夏場でも他産地に比べ色づきも良いと高い評価を受けている。
同JA管内では現在198人の野菜部会アスパラガス専門部の部員が出荷しているが、株の老化などにより生産量の減少傾向が課題。JAでは株の改植を勧めるなど、生産力の維持拡大に取り組んでいる。
営農部販売課の小池義盛係長は「生産者の皆さんは難しい気候の中、高品質のアスパラガスを出荷してくれています。JAもしっかりと販売し、夏場まで売り場を確保していきます」と意気込む。
同JAではコンスタントに出荷が続きながら夏の出荷ピークを7月10日頃を迎え、今年度196トンの出荷を見込む。

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