御柱祭の雰囲気 詰め込んだ一箱を配送/産地を知り、農産物応援につなげて

JA信州諏訪
記念品を段ボールに詰める職員
記念品を段ボールに詰める職員

JA信州諏訪営農部は4月26日、野菜・花き・きのこ取引市場、仲卸、酪農関連機関らに「式年造営御柱大祭」記念品を配送した。同部職員が、専用の段ボール計200個を用意していねいに梱包。コロナ禍でも、地元で祭りの雰囲気を味わってもらいたい考えだ。
同祭は7年に一度開かれる諏訪大社最大の祭り。毎回、同部は取引関係会社の約200社を招き、見せ場である「木落し」「川越し」「建御柱」などを観覧してもらっていた。しかし、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため招待を中止し、記念品を用意することになった。
記念品は、JA信州諏訪オリジナル法被・手ぬぐい、ミニおんべ、御柱祭限定デザインのJAのPB商品「JA信州諏訪のリンゴジュース」、地酒など。関係者のもとには御柱期間中の5月上旬~中旬頃に届く予定だ。
記念品を受け取った東京青果株式会社は「七年に一度の御柱祭を大変楽しみにしていたが、今回は東京から応援したい。祭りの気分を味わうことができてうれしい」と感謝を述べた。
同部の菊池孝明部長は「御柱大祭にご招待できず残念だが、記念品で雰囲気を味わっていただき、管内の農畜産物を引き続きご愛好いただければありがたい」と願う。そして「コロナ禍により2年間、全国各地の関係者と顔を合わせることができていない。今後も実需者とのつながりを大切にし、組合員の農業所得増大につなげていきたい」と決意を述べた。

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