厳しい年乗り越えて

JAグリーン長野
「健康で農作業に励める年」へ祈願する峯村部会長
「健康で農作業に励める年」へ祈願する峯村部会長

JAグリーン長野野菜部会は、長野市篠ノ井のグリーンパレスで4月28日、定期総会を開いた。新型コロナウイルス対策で出席を役員に絞り、生産者19人とJA役職員が出席した。
2021年度、全国的な野菜類の豊作基調により、販売価格が伸び悩んだ中、JA管内では凍霜害をはじめ、降ひょうによって露地キュウリが、大雨によって長芋が大きく影響を受け、他品目も生産量・品質低下と、栽培管理に苦労が多く、厳しい年となった。また、生産者の高齢化によって部会員も減少傾向するなか、部会員の出荷努力により産地の信頼を高め、2億2,563万円(計画比75%)を確保した。2022年度は、収益性の高い産地の維持をめざして、安定単価につながる契約品目、高齢化に対応した軽量品目等の導入推進、また、長芋やキュウリ、トマト等、各地域の特徴ある育成品目の栽培拡大を通じ、新規就農者・定年帰農者を迎え、産地の維持をはかるとともに、安全安心生産のために長野県GAPへの取り組みや栽培記録の管理等に引き続き取り組んでいく方針を確認した。
峯村哲夫部会長は「自然災害、資材価格の高騰等、非常に厳しい年だったが、今年は部会員のみなさんが健康で安心して農作業に励んでいただける年になればいい」とあいさつ。安藤猛常務は部会員の協力に感謝を伝えるとともに、事業運営へのますますの協力について要請した。
新部会長には、武田国守さん(79)を選任した。

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