自家製みその仕込み作業/地元産で安全安心/上在地区営農組合女性部

JA上伊那
手際よく大豆とこうじを混ぜ合わせる部員
手際よく大豆とこうじを混ぜ合わせる部員

駒ヶ根市にある上在地区営農組合の女性部は、自家製みその仕込み作業を行っている。毎年、同部ではみそ加工事業として参加者を募り、JA上伊那が指定管理者を務める駒ヶ根市農産物加工センターで作業。今年は同部員25人が申し込んだ。作業は3、4人の班ごと行われ、4月22日から5月15日まで続く予定。
同センターの建設をきっかけにみそ加工事業を始め、今年で31年。使用する大豆は全量地元産で、こうじも同市のしょう油店で製造しているものを使用。防腐剤などの添加物を一切使わず安全安心にこだわったみそ造りを続けている。
24日には3人が大豆20キロ分のみそを仕込んだ。作業では前日から水に浸しておいた大豆を煮込んですりつぶし、手際よくこうじと混ぜ合わせ、空気が入らないよう勢いよく持参したおけに投げ入れた。みそは持ち帰り、各家庭で管理。発酵を均等にするため7月に中身をかき混ぜ、食べごろとなる10月まで温度変化の少ない場所で保管する。
同部の上田佳子部長(45)は「家庭で造るのは難しく、みんなで集まって作業できるため毎年好評。出来上がったみそを新米と一緒に食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

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