酪農家のおもてなし牛乳認定証授与式/酪農地域として上伊那振興の貴重な1歩/上伊那地域酪農協議会

JA上伊那
認定証を受け取った楠代表社員(左)と白鳥会長
認定証を受け取った楠代表社員(左)と白鳥会長

JA上伊那酪農部会や伊那酪農業協同組合、南信酪農業協同組合でつくる上伊那地域酪農協議会は、地域の若手酪農家が企画、開発した「酪農家のおもてなし牛乳」を原料に使う商品に認定証を交付している。今回認定した商品は合同会社ロンカンフリエ(南箕輪村)の「酪農家のおもてなしソフトクリーム」。4月26日、伊那市狐島のJA本所で認定証授与式を開いた。
「酪農家のおもてなし牛乳」は上伊那地域の若手酪農家が企画・開発し、2015年11月に誕生した商品。生産者自らがつくる安全安心な牧草やコーンで育った乳牛の生乳を使用している。認定証の交付は地域に根差した商品化やブランド力の強化、新たな販路を拡大することで、上伊那を酪農地域として振興することを目的としている。これまでケーキやプリンなど9商品が認定を受けている。
10商品目となった「酪農家のおもてなしソフトクリーム」は道の駅信州大芝高原の同社が運営する「味工房ガレットカフェ」で販売する。「酪農家のおもてなし牛乳」を100%使用し、ミルクのしっかりした味を感じながら、甘すぎないすっきりとした味わいとなっており、牛乳として飲むのとは違った清涼感とのど越しを感じることができる。価格は380円(税込)。
認定証授与式では、JAの営農経済担当常務で同協議会の白鳥健一会長が(合)ロンカンフリエの楠好延代表社員(51)に認定証を手渡した。
楠代表社員は「今回の商品は地元の生産者がいるからこそ成り立ったこと。商品を味わったことで観光または帰省の思い出の1つとして、また来たい、上伊那に戻りたいと魅力として感じるきっかけになれば」と話した。
白鳥会長は「現在課題となっている生乳の消費拡大とともに、観光から地域の活性化につながることを期待したい」と話した。
「酪農家のおもてなしソフトクリーム」はGWに合わせて4月29日から販売される。

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