17年の活動に幕を閉じた/活動資金などをウクライナ人道危機救援金として寄付/JA上伊那手良地区生活部会

JA上伊那
救援金を寄付する神林会長ら
救援金を寄付する神林会長ら

JA上伊那手良地区生活部会「まめまめくらぶ」はウクライナ人道危機救援金を寄付した。同部会は会員の高齢化や人数の減少に伴い、令和3年度末をもって17年間の活動に幕を閉じた。活動を終えるにあたり今までの活動資金の貯えと会員からの寄付を合わせた5万円をウクライナの支援に活用してほしいと申し出た。
同部会は2004年に地区の有志が集まり発足した。健康に良いとされる黒豆の「信濃黒」を減農薬で栽培。自らの健康食とするほか、バザーなどで販売も行ってきた。また、栽培した黒豆をひと粒も無駄にしないよう、くず豆を使いお手玉を作り、毎年同市の手良小学校4年生へ寄贈。地元で栽培された黒豆に親しんでもらうとともに、部会員が昔の遊びを教えながら子供たちとの交流を深めてきた。
4月18日、同部会の神林淳子会長(77)と会計の北原温子さん(80)は伊那市役所を訪問。同市の林俊宏副市長へ救援金を手渡した。神林会長は「豆をつくるのは大変だったがここまで頑張ってこられてよかった。少しでもウクライナの難民のためになればうれしい」と話した。林副市長は「しっかりお預かりし、日本赤十字社を通じて救援活動に役立てる」と救援金を受け取った。また、北原さんは「部会の活動は終わったが、これからも人とのつながりを大切にしながら、できることに取り組んでいきたい」と意気込んだ。

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