春きゅうり出荷会議/出荷方法を統一/JA上伊那野菜部会

JA上伊那
規格を説明する指導員と聞く参加者
規格を説明する指導員と聞く参加者

JA上伊那野菜部会は4月18日、同JA飯島支所で春きゅうり出荷会議を開いた。生産者やJA職員、全農長野の職員16人が参加。本格的な出荷を前にJA米穀・野菜指導員が規格やコンテナ出荷での詰め方などを説明した。
管内のきゅうりは南部地区(駒ヶ根市・飯島町・中川村・宮田村)を中心に栽培している。昨年は16戸の農家が111aで栽培した。同JAでは春きゅうり、夏秋きゅうり、抑制きゅうりの3作型で、4月中旬から10月にかけて出荷できる。現在は3戸の農家で春きゅうりの出荷がすでに始まっている。
会議では朝夕の果実の温度が低い時間帯の収穫に努めてもらい、出荷時には鮮度保持袋を必ず使用することなどを改めて説明。ほかにも加工きゅうりや業務用きゅうりの出荷方法についても説明し、出荷規格を統一した。
また、本年度は新たに殺虫剤「ヨーバルフロアブル」を導入し品質の向上に努める。「ヨーバルフロアブル」は、同JAが試験を実施し、管内でもきゅうりの害虫のほとんどに効果があると実証されたため本格的に使用する。
同JAの営農経済部園芸課の小出順誠野菜係長は「きゅうりは野菜の品目の中でも収益性が高い。JA上伊那の主要品目としてさらに面積拡大に努めていきたい」と話した。

MENU