直売所売上過去最高更新 年間レジ通過者35万人

JAあづみ
ベスト生産者賞に輝いた榑沼渉さん(左)に賞状を手渡す榑沼会長(右)
ベスト生産者賞に輝いた榑沼渉さん(左)に賞状を手渡す榑沼会長(右)

JAあづみ大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の総売上額とレジ通過者が5年連続増加し、過去最高を更新した。21年度の生産者登録会員の売上額は2億6272万円(前年対比3%増)と前年より伸び、総売上額は6億7549万円(前年対比4%増)と目標の6億4500万円を上回った。
新型コロナウイルスの感染症拡大が続く中、消費者は外食を控え、自宅で食事をする回数が増えたことで新鮮で「安全・安心」な農産物を買える直売所のニースが更に高まり、レジ通過者は35万人(前年対比1.8万人増)を記録。レジ混雑緩和やコロナ感染拡大対策として20年10月に導入したセミセルフレジと2人制POSレジも順調に稼働し、2021年10月23日にはレジ通過者累計数が150万人を達成するなど多くの組合員や地域住民に利用された。
5月から11月までの第4金曜日にセンターキッチンで、エコファーマー部会員の出荷物販売企画を実施。コロナ禍で試食が出来ないため、旬の農産物を使ったレシピをPRチラシとして配布し、来場者から好評を得た。
22年2月28日時点の登録会員数は、生産者登録会員630人(前年対比4人減)、委託業者会員73件(同比2件増)、合計703件(同比2件減)となった。生産者登録会員のうち、年間50万円以上売り上げた会員は64人(前年対比3人増)、100万円以上は66人(同比同数)、そのうち13人(同比1人増)は300万円以上売り上げるなど「農家所得の増大」に貢献する直売所になってきた。
同直売所に農産物を出荷する農家らでつくる安曇野スイス村ハイジの里運営協力会は4月14日、安曇野市堀金の広域営農センターで21年度安曇野スイス村ハイジ里運営協力会総会を開いた。会員やJA役職員ら約30人が出席、21年度事業報告や22年度事業計画など5議案を承認した。
22年度事業計画では、総売上額7億円(うち生産者登録会員の売上額2億8000万円)、登録会員数720件の目標を設定した。
役員改選では、会長に榑沼正次さん、副会長に武井重夫さんと丸山修さんを再任した。
槫沼正次会長は「このメンバーで心機一転、売上高7億円達成に向け頑張っていきたい」と強調した。
また総会では、出荷活動への貢献が顕著な会員3人に、賞状と記念品を贈り活躍を称えた。(敬称略)▽「ベスト生産者賞」=榑沼渉▽「運営協力会会長賞」=木内琢也▽「ハイジの里賞」=丸山保義さん

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